昨今ブームとなっている糖質制限ダイエットでは、糖質の多いお米は敬遠される食べ物の一つです。

だけど日本の主食であるお米を断つのは辛いですよね。そんな方にオススメなのが「糖質カット炊飯器」です。いつものお米をそのまま炊くだけで、糖質を33%もカットできるんです。最近、多くのメディアや雑誌などで取り上げられ、大注目の炊飯器です。

そんなお米で美味しいの？どんな仕組みなの？そんなウマイ話があるの？という声にお応えして、本日は糖質カット炊飯器についてお話ししましょう。

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糖質カット炊飯器とは？

糖質カット炊飯器は、一般的な炊飯器で炊いた場合と比較して33％もの糖質をカットできる炊飯器です。最近では、ダイエットや糖質制限が盛り上がり、スーパーやコンビニでも糖質カットの商品を見かけるようになりましたが、日本の主食のお米にも糖質カットの炊飯器が登場しました。

特別なことはせずに、いつものお米で糖質カット炊飯器で炊くだけですので、毎日飽きずに緩く長く続けられます。糖質制限する時はご飯の代わりとなる主食を色々考えますが、やっぱりご飯が食べられるのは嬉しいですよね。

テレビ番組を始め、各種メディアが取り上げたことで、認知度が急上昇しています。

紹介動画がありますので、是非ご覧ください。

糖質カットでは味が不味いのでは？

やっぱり気になるのは味ですよね。どんなに糖質をカットしていても、味が不味いのではせっかくのご飯が台無しです。

糖質カット炊飯器でご飯を炊いた場合、糖質量が少ない分、もっちり感は弱めのあっさりとしたご飯が炊けます。粒感が強めで、粒の膨らみはそれほど大きくありません。しゃもじでお米を混ぜると、米粒同士があまりくっつかず、パラっとしています。甘みの強いお米よりも、あっさりしたお米が好みの方には、食べやすいかもしれません。

レビューのコメントを見てみても、

●いつも炊いているお米と遜色ない
●甘さが薄れた分さっぱりしているけど、こっちの方が好き

という声が多くありました。

事前の試食者アンケートでは、50％の人が「一般的な炊飯器で炊いたご飯よりも美味しい」と答えたそうです。糖質カット炊飯器で炊いた事を知らせた上で「味は気になるか？」と聞いたところ、「気にならない」が80％だったとのことですので、アンケート結果を見た限りでは問題なく美味しく食べられそうです。

糖質カットはどんな仕組みなの？

お米を煮る時に溶け出す糖質成分に着目し、その煮汁を排出することで糖質をカットしています。その後、煮汁とは別に溜めておいた水を注水し、蒸気で炊き上げる方式でお米を炊き上げています。お肉を茹でる時でも、サッと湯がいた後にその湯を捨てることで余計な脂を落とし雑味を取ることはよくありますが、同様のことをお米で行うイメージです。

炊飯時に使う水を、煮る用と蒸す用の2回に分けているのが最大のポイントです。炊飯時の糖質量は、一般的な炊飯器で炊いた場合と比較して、33％の糖質がカットされています。

使い方はどうすればいいの？

糖質カット炊飯器は本体にタンクが内蔵されており、独自の炊飯技術で糖質をカットする炊飯器です。糖質をカットするとはいえ、特別な操作は要りません。お米を洗米し、水を入れ、炊飯モードを押す、という一般的な炊飯器と同じ操作をするだけです。煮汁を排出して再度水を注水するという構造上、通常の炊飯器よりも多めの水が必要になります。

通常、ボタンを押すと「ピー」という音が鳴りますが、糖質カット炊飯器は無音です。液晶のアイコンが動き出すことで炊飯が開始されたことが分かります。炊飯の最中はカンカンと金属的な音がしますが、外釜の突起部分にある弁をボールで塞いでおり、その部分が上下するため聞こえます。炊飯時にボールが上へと昇り、煮汁をタンクに排出するようになっています。

炊飯が終了すると、ブザーが4回鳴って知らせてくれるので、10～15分蒸らしてからふたを開けます。そこから2時間の保温モードに入ります。排水タンクを引き抜いたり、2時間が経過すると保温は自動的に終了します。24時間経過すると、電源はオフになります。

ご飯が炊けると炊飯が終了すると、ブザーが4回鳴って知らせてくれるので、10～15分蒸らしてからふたを開けます。最近の炊飯器は、蒸らしも完了したタイミングでブザーを鳴らすことが多いので、間違えないように注意しましょう。

使い始めの頃は、長時間に渡ってご飯を釜に入れていると、やや炊飯器のニオイが移ってしまいます。翌日以降に食べるご飯は保温せず、すぐに冷凍してしまうのがおすすめです。冷凍したごはんも十分美味しいですし、電気代の節約にもなります。

本体の蓋部分にある操作パネルで操作します。液晶パネルを囲むよう操作ボタンがに配置されています。液晶画面の表示とボタンが対応していますので、分かりやすい設計になっています。

お米の硬さは、「やわらかめ」「少しやわらかめ」「ふつう」「少しかため」「かため」の5種類から選べます。

操作パネルの中央にある、低糖質炊飯ボタンを押すと炊飯が開始します。炊飯時間は、「ふつう」モードで約35分程度で、通常の炊飯器より少し速いくらいです。炊飯中にそば耳をたてると、途中で糖質が溶け出した水を排出する音が聞こえます。

容量は、一人分も家族みんなの分でも対応可能な1～6合炊きです。玄米の炊飯も可能です。

予約機能を搭載しているので、タイマー炊飯が可能です。タンクに水を溜めておき、炊飯を開始する約40分前に水が釜に自動注水します。お米を水にずっと浸すことがないため、特に夏場は衛生的に炊飯できます。

温め直し機能があり、冷えてしまったご飯に水を入れて蒸気でふっくらと温め直すことができます。ご飯は熱々とまではいきませんが、しっかりと温まっています。食感としてはかなり柔らかくなり、ややべちゃとした感じもします。

蒸し料理モードが搭載されており、「蒸し野菜」「蒸し魚」「蒸し肉」の3つのコースから選ぶことができます。3分間で外釜に入れた水を沸騰させ、それぞれ約8分、約20分、約25分間で内釜に入れたおかずを調理できます。糖質カット炊飯器を利用する方の中には、ご飯をあまり炊かない人もいるかと思いますが、そんな時におかず調理に使えますのでとても便利です。

炊飯中はかなりの量の水蒸気が放出します。蒸し調理モードの場合はずっと水蒸気が出続けるため、放出量はさらに増えます。

サイズはどれくらい？

本体サイズは横幅28cm、奥行き40cm、高さ33cmと一般的な炊飯器と比較してもひと回り大きくなっています。特に高さは、本体下部に排水タンクを設置している影響で他機種より10cm近く高く、キッチンに置いたときにはかなりの迫力があります。

蓋を開けると高さは60cmを超えるため、食器棚の中段や一般的な炊飯器置き場には入らない場合があります。上部に広い空間がある場所に設置する必要があります。

どんな料理にオススメなの？

糖質カット炊飯器で炊いたお米と相性の良い料理についてご紹介します。

カレー

糖質をカットしているため、お米の甘みはあまり感じないですが、味が濃い目のおかずとは相性が合います。ご飯はパラっとしていますので、カレーにすると美味しくいただけます。カツ丼などの丼ものにしても良さそうです。

チャーハン

ご飯はパラっとしていますので、油をそれほど使わなくてもパラパラのチャーハンが作れます。余分な脂を摂取しなくていいのは嬉しいですよね。味としてはややご飯の甘味が足りないので、調味料などで旨味成分を足していつもより少し濃い目に味付けすと良さそうです。

蒸し野菜

蒸し料理の機能も搭載されていますので、約10分で蒸し野菜を作ることができます。一品追加したい時にとても便利です。炊飯と蒸し調理を同時に行うことはできませんが、冷凍ご飯をレンジ加熱する場合や、パスタやパンなどを主食とする場合は、温野菜を作ることができます。

卵かけご飯

卵かけご飯にすることで、甘さが補われてるので味がまろやかになります。

お手入れ方法は？

糖質カット炊飯器にはクリーニングモードが搭載されており、本体内部を洗浄する機能です。沸騰するわけではなく、単純に水路を水で洗い流します。週に1度クリーニングするのがオススメです。

炊飯終了後、炊飯に利用した水が排水タンクに溜まりますので捨てる必要があります。お手入れをする場合、排水が溜まる部分には蓋が開きますが、水を一時的に溜める部分には蓋が開かないため、中を拭くことができません。

排水タンクがあったり、外釜と内釜の二重構造にしたりと、構造が複雑なためお手入れがやや面倒です。

内釜はコーティングされていないため、米粒がくっつきやすく、一般的な炊飯器に比べるとお手入れがやや大変です。外釜の給排水用の穴にはでんぷん質が溜まる可能性があるため、綺麗に洗浄することが大切です。外釜はフッ素加工が施されているため、金属製のタワシやブラシは使わないほうが良さそうです。

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